はじめに:TOEICリスニング、伸び悩んでいませんか?
TOEIC700点台のあなた、おめでとうございます!
基礎力はしっかり身についていますね。
しかし、
「リスニングがなかなか伸びない…」
「あと一歩、スコアアップしたい!」
と、伸び悩みを感じている方もいるのではないでしょうか?
特に、リスニングセクションで350点前後だと、
「細かい音が聞き取れない…」
「ネイティブの会話スピードについていけない…」
と、壁を感じているかもしれません。
実は、私もそうでした。
TOEIC700点台で停滞し、リスニングスコアも300点台後半で伸び悩んでいた時期がありました。
しかし、「シャドーイング」という学習法を正しく実践したことで、リスニング力が劇的に向上し、目標スコアを達成することができたのです!
この記事では、TOEIC700点台、リスニング350点レベルのあなたに向けて、シャドーイングでリスニング力を飛躍的に向上させるための具体的な方法を、私の経験も交えながら、徹底的に解説していきます。
なぜシャドーイングがTOEICリスニングに効果的なのか?
「シャドーイングって、ただ英語の音声を真似するだけでしょ?」
そう思っている方もいるかもしれません。
しかし、シャドーイングは、正しく行うことで、リスニング力だけでなく、スピーキング力、さらにはTOEICスコア全体の向上にもつながる、非常に効果的な学習法なのです。
シャドーイングで得られる4つの効果 【感情をこめる、を追記】
- 音声知覚の強化: 英語の音を正確に聞き取る能力が向上します。
- リエゾン(音の連結)やリダクション(音の脱落)など、細かい音の変化を聞き分けられるようになる
- 英語特有の音(日本語にない音)を聞き分けられるようになる
- 意味理解の促進: 英語を英語の語順のまま理解する力(英語脳)が養われます。
- 英文を聞きながら、同時に意味を理解できるようになる
- リスニング時の情報処理速度が向上し、ネイティブの自然な会話スピードについていけるようになる。最近、気づきましたがこの能力も重要です。わたしは英語で漫画を読むことでこの処理スピードが上がっているのを実感してます。
- スピーキング力向上: 発音、リズム、イントネーションが改善され、より自然で流暢な英語を話せるようになります。
- ネイティブの発音を真似ることで、発音が矯正される
- 英語特有のリズムやイントネーションが身につき、滑らかに話せるようになる
- シャドーイングで覚えたフレーズを、実際の会話で使えるようになる
- 感情表現の理解と、スピーキングにおける表現力向上: 【New】
- 感情を込めて話された英語を聞き取ることで、言葉の裏にある意図やニュアンスを理解できるようになる
- 自分でも感情を込めてシャドーイングすることで、より自然で表現力豊かな英語を話せるようになる
TOEIC700点台にシャドーイングが特に有効な理由
TOEIC700点台のあなたは、基礎的な英語力は十分に身についています。
しかし、リスニングセクションでさらにスコアアップするためには、「音の聞き取り」と「情報処理速度」、そして、「話者の感情や意図の理解」を強化する必要があります。
シャドーイングは、まさにこれらの能力を飛躍的に向上させる、最適な学習法なのです。
TOEICリスニングを伸ばす!効果的なシャドーイングのやり方【3ステップ】
それでは、具体的にどのようにシャドーイングを行えば良いのでしょうか?
ここでは、TOEICリスニング対策に特化した、効果的なシャドーイングのやり方を、3つのステップに分けて解説します。
ステップ1:教材選びと準備
教材選びのポイント
- TOEIC対策教材: TOEICのリスニングセクションで出題されるような、ビジネスシーンや日常生活での会話、アナウンスなどが収録された教材を選びましょう。
- 公式問題集
- TOEIC対策模試
- TOEIC対策アプリ (abceed, スタディサプリENGLISHなど)
- TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ など
- 興味のある分野の英語音声: ニュース、ポッドキャスト、TED Talksなど、自分の興味のある分野の英語音声も、モチベーション維持に効果的です。
- スクリプト(台本)があるもの: スクリプトがあれば、聞き取れなかった部分を確認したり、意味を理解したりすることができます。
- 音声の速度を調整できるもの: 最初はゆっくりとした速度から始め、徐々に速度を上げていくと効果的です。
準備
- スクリプトを読み、意味を理解する: スクリプトに目を通し、知らない単語や表現を調べて、内容を理解しておきましょう。
- 音読する: スクリプトを何度か音読し、英語のリズムやイントネーションに慣れておきましょう。
ステップ2:シャドーイング実践 【感情をこめる、を追記】
- 最初はゆっくりと: 音声の速度を調整できる場合は、最初はゆっくりとした速度から始めましょう。
- 音声をよく聞く: ネイティブの発音、リズム、イントネーションに注意して、集中して聞きましょう。
- 1〜2語遅れて発音: 音声を聞きながら、1〜2語遅れて、影のように追いかけるように発音します。
- 最初は、口が回らない、ついていけない、と感じるかもしれません。しかし、諦めずに何度も繰り返すことが重要です。
- 口の形や舌の動きを意識する: ネイティブの口の形や舌の動きを真似るように意識しましょう。鏡を見ながら練習するのも効果的です。
- スクリプトを見ない: スクリプトを見ずに、耳だけで聞き取り、発音することに集中しましょう。
- 完璧を目指さない: 最初から完璧にできる人はいません。間違えても気にせず、何度も繰り返すことが大切です。
- 毎日続ける: 1日15分〜30分程度でも良いので、毎日継続して行うことが重要です。
- 感情を込めてシャドーイングする:
ただ単語を追うだけでなく、話者の感情(喜び、怒り、悲しみ、驚きなど)を真似するように、声のトーンや話し方を工夫してみましょう。- 話者の感情を想像する: 話者がどのような状況で、どのような気持ちで話しているのかを想像してみましょう。
- 声のトーンを変える: 嬉しい時は明るく高い声で、悲しい時は低く沈んだ声で、というように、感情に合わせて声のトーンを変えてみましょう。
- 表情もつける: 可能であれば、話者の表情も真似してみましょう。
- ジェスチャーをつける: 可能であれば、話者のジェスチャーも真似してみましょう。
ステップ3:復習とレベルアップ
- 自分の発音を録音する: 自分の発音を録音し、ネイティブの発音と比較してみましょう。
- 改善点が見つかるはずです。
- 聞き取れなかった部分を重点的に練習する: スクリプトを見ながら、聞き取れなかった部分を何度も聞き直し、発音練習を繰り返しましょう。
- 定期的に同じ教材でシャドーイングする: 定期的に同じ教材でシャドーイングすることで、上達を実感できます。
レベルアップのための応用テクニック
- プロソディ・シャドーイング: 英語の音声の「リズム」「イントネーション」「音の強弱」に特に注意して行うシャドーイングです。より自然な英語の発音を身につけることができます。
- コンテンツ・シャドーイング: 英語の音声の「意味」に注意して行うシャドーイングです。英語を英語のまま理解する力(英語脳)を養うことができます。
- シャドーイングの速度を上げる: 徐々にシャドーイングの速度を上げていくことで、リスニング時の情報処理速度を高めることができます。
- 様々なジャンルの英語音声でシャドーイングする: ニュース、インタビュー、ドラマ、映画など、様々なジャンルの英語音声でシャドーイングすることで、対応できる英語の幅を広げることができます。
- シャドーイングとオーバーラッピングを組み合わせる:
- オーバーラッピングとは、英語の音声と同時に発音する練習法です。
- シャドーイングで慣れてきたら、オーバーラッピングにも挑戦してみましょう。
TOEIC700点台からさらに上へ!シャドーイング学習の注意点
シャドーイングは効果的な学習法ですが、いくつか注意点があります。
- 発音記号を理解しておく: 発音記号を理解しておくと、より正確な発音を身につけることができます。
- 発音の基礎を学ぶ: 発音の基礎ができていない場合は、発音教材などで基礎を学んでからシャドーイングに取り組むと効果的です。
- 無理をしない: 疲れている時や、集中できない時は、無理にシャドーイングをしないようにしましょう。
- 楽しむ: シャドーイングは、継続することが大切です。楽しみながら取り組めるように、自分に合った教材を選び、工夫しましょう。
まとめ:シャドーイングでTOEICリスニングを攻略!
この記事では、TOEIC700点台、リスニング350点レベルの方が、シャドーイングでリスニング力を向上させるための具体的な方法を解説しました。
シャドーイングは、正しく継続すれば、必ず効果を実感できる学習法です。
特に、感情を込めてシャドーイングすることで、リスニング力だけでなく、スピーキング力、そしてコミュニケーション能力全体の向上につながります。
ぜひ、今日からシャドーイングを日々の学習に取り入れて、TOEICリスニングスコアアップ、そして、あなたの英語力全体の向上を目指してください!
応援しています!
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