■ 1.Work とWalk の発音の違いは? 基礎編
Work とWalk の多くの発音の違いには、いくつかのアプローチ方法があります。そのいくつかの違いを理解することで正しい方法が見えてきます。発音記号では、work は /wˈɚːk/ 、walk は /wˈɔːk/ となっています。ただこれだけではイメージつきませんよね。
というわけで、今回も3つの動画を通して学びを深めていきます。まずは、walkとwork をYouTubeのサマー先生からの学びましょう。サマー先生って、わたしがネイティブの発音をマスターするために使っているCakeというアプリの先生としても活躍していて、発音にこだわりをもっているわたしとしては実は最近サマー先生の動画ばかり見ています。
そんな偶然もあり、この動画が目に付きました。ポイントは、以下の通り。
<ポイント>英語には大きく言うと、イギリスとアメリカ式の発音がありますが、日本人の多くはアメリカ式の発音を多く使っているので、walkとworkについてはアメリカ式の発音で行く方がいい。それでいくと、カタカナ読みと全く逆のイメージになります!というのがサマー先生の教えです。というわけで、さっそく、歩くのwalkと働くのworkについて学んでいきましょう。
■ Work とWalk の口、舌、の位置は?口の形は? 中級編
次は、walkとworkの唇の形と喉のイメージ、舌の位置を解説してます。
こちらで、舌の位置などをマスターしましょう。サマー先生とは違った切り口です。日本人で発音にこだわる方は、今回の動画のように良い説明をしてくれます。たぶんサマー先生にはこの視点はネイティブだから気づかないし、だから説明も少ないのだと思います。
日本人、とくに大人になってから本気でネイティブ英語を聞けるようにするには、ネイティブと同じ発音をできるようになることが重要です。そのためには、舌の位置、口の形、息の出し方といった視点が必ず必要です。
わたしはこのことに、ベトナム語を学ぶ過程できづきました。ベトナム語も日本語にはない音がたくさんあります。しかし、これを日本語の50音になんとかあてはめて、発音したとしてもまったくつうじません。ところが、ネイティブの口の形や、息の出し方をまねすると、通じるのです。
リコーダーで笛を吹くときに、穴をひとつふさぐだけで、全然違う音が出ますよね。あれに似ています。口の形がちょっとちがったり、息の出し方が少し違うだけで、ネイティブからすると違う音にしか聞こえなくなるのです。
■ Work とWalk の発音から、その先への展開 応用編
最後に、こちらの動画。walkとworkの応用で他の単語にも、音の違いを広げて行きます。ここまでみると、けっこうwalkとworkの発音の違いが身につきます。この動画でいいのは、25秒くらいからはじまる母音エクササイズです。
フォニックスが重要なのはわかっているのですが、子供向けの動画が多くて、なかなか入ってきません。だけど、この方の練習はけっこういいです。ぜひ、継続的に見てみてほしいものです。