■バイリンガル 何歳まで? 言語を覚えてバイリンガルになれる年齢は?
バイリンガルになるためには何歳くらいまでに訓練するのがいいのでしょうか?
10才を過ぎたころから、言語を習得する能力は極端に落ちるという研究結果が発表されています。だからこそ、大人が英会話を取得するには子供とは違った考え方が必要になるのです。
そして、大人は第二言語を学ぶことで
1.記憶力の向上
2.活動範囲のひろがり
3.他文化への理解
などの効用もついてきます。
ちなみに、他言語の候補としてはもちろん英語がありますが、そのほかにも、
3億人が話すアラビア語、複雑な文法と構文ルールがあるといわれるロシア語、書かれている通りに発音するので学びやすいといわれる4億人が話すスペイン語、などなどあります。
ロシア語をまなぶと、今のウクライナとの関係の話をもっと突っ込んだところが学ぶことができるかもしれませんし、アラビア語を学ぶことで、アラビアの文化と宗教など、日本で学校で学んだだけの少し先入観もあるような知識から一歩脱却できるかもしれません。
また、スペイン語はスペインだけでなくラテンアメリカでも話されておりコミュニケーションをとれる人たちがひろがります。ちなみに、ラテンアメリカではポルトガルに支配されていたブラジル以外はほとんどスペインの植民地だったために、スペイン語が話されています。
■バイリンガル 何歳まで?英語の発音は何歳まで?
英語の発音をすんなり聞き取れる英語耳をつくるには9歳~10歳までといわれます。
バイリンガルになれる年齢とほぼ同じです。
では、大人はあきらめなくてはならないのか?
そうではないのです。
例えば日本人は日本語のしゃべり方が頭とからだにしみついてしまい、それが自動化されて日本語をしゃべれるようになっているために、大人が英語的な発音をするようになるには、いったん頭と体をリセットする必要があるのです。
それが、「あ~なるほど!」と、音と意味を一致させる作業となります。
その作業に必要なのが、音をきいてスクリプト(文章や文字)と一致させる作業となります。
また、身体のほうは発声の方法が違うために英語っぽい発音ができないということもあります。試しに、英語をきいてマネしてみてください。
よりまねようとすると喉のおくから息をいっぱいだしながら、「イェース」などというとそれっぽく聞こえます。要は身体の使い方が違うから発音も違ったように聞こえちゃうんです。
これは、ベトナム語も同じです。
知り合いのベトナム人の方がいっていましたが、ベトナム語も息を出す方法が違うとのことでした。実際、話しているのを聞いているときれいな鳥がさえずっているかのようにとても心地よく聞こえることもあります。
これは日本人からすると言葉によっては少し怒ったように聞こえるのと似ているかもしれません。とにかく身体、つまりのどの使い方や息の出し方から日本語とは違うのだという理解が大人になってしまってからは必要だということです。
■バイリンガル 何歳まで? 英語 どれくらいでペラペラ?
バイリンガルになりたいと思っても、間違ったやり方をしていては、ぜったいに英語ペラペラにはなりません。
日本においては、文部科学省の学習指導要領によれば、中学校で約400時間、高校3年間で約600時間、そして高校で約1,000時間の勉強時間があります。
なんと、合計2000時間もあります。だけど結局上記で書いたように音と意味を結び付ける訓練を学校の授業ではやっていないので、いわゆるカタカナ英語でしか話せませんし、洋画をみても音が意味とむすびつかないので、訳が分からないのです。
どれくらいで英語がペラペラになるか。。。
それは正しい方法でやることが前提になり、正しい方法でやれば早い人なら3か月もあればペラペラ風にはなります。
Youtuber の方をみていると半年もしないうちにペラペラとしゃべっている方がいます。
毎日のかける時間も重要でしょうし、正しいやり方でなんどもくりかえすことが重要でしょう。東大生の勉強法などを聞くと、インプットも重要ですがアウトプットも重要だと聞きます。
実際、英語においては、聞いてなるほど、、と思うだけより実際に使っていった方が頭にも残ります。その意味では海外赴任など実際に毎日使う環境にいれば、覚える度合もかなり違ってきます。
4割インプット、6割アウトプット
くらいのイメージが個人的にはいいと思っています。
おそらく日本の多くの英語学習者は、8割インプット、2割アウトプット
みたいな感じだと思います。
自分の学習割合でアウトプットの割合を意識的に増すことをお勧めします。