【TOEIC Part2対策】英語リスニング「Don’t you」は「ドンチュー」と発音される! | 【海外赴任】英会話の上達・生産性UPに徹底的にこだわってみた

【TOEIC Part2対策】英語リスニング「Don’t you」は「ドンチュー」と発音される!

TOEIC対策

TOEICのリスニングで、「知っている単語のはずなのに、なぜか聞き取れない…」と悩んでいませんか?その原因は、ネイティブ特有の「音の融合」や「連結」にあります。

今回は、Don’t you want a printout of the sales figures? という文章をとりあげます。

この質問文には、日本人が聞き取りにくい音の変化がいくつも詰まっています。この機会にマスターして、リスニング力を一段階アップさせましょう!

「Don’t you want a printout of the sales figures?」の発音を分解!

この文章を文字通りに読むと「ドント ユー ウォント ア プリントアウト オブ ザ セールス フィギュアズ?」となりますが、ナチュラルスピードの会話では、まったく違う音に聞こえます。

カタカナ表記(聞こえ方に近い):

「ドンチュー ウォナ プリンタウダヴ ザ セールズ フィギュアズ?」

ポイント解説:

  1. Don’t you → Donchu (ドンチュー) 【音の融合 / 口蓋化】
    • これがこの文章で最も重要な音の変化です。Don't の最後の /t/ の音と、you の最初の /j/ (ヤ行の音)がぶつかって融合し、/tʃ/ という「チャ行」の音に変化します。これを口蓋化(こうがいか)と呼びます。ネイティブの会話では「ドント ユー」とハッキリ区切って発音されることは稀です。
  2. want a → wanna (ウォナ) 【リンキング / フラッピング】
    • want の最後の /t/ の音と、a の母音が連結(リンキング)します。さらに、母音に挟まれた t の音は、日本語の「ラ行」に近い柔らかい音(フラッピング)になるため、「ウォンタ」よりも「ウォナ」に近く聞こえます。
  3. printout of → printou-dof (プリンタウダヴ) 【フラッピング / リンキング】
    • printout の単語の真ん中にある t も母音に挟まれているため、フラッピングが起こり「プリンダウト」のように発音されます。
    • さらに、printout の最後の /t/ の音と of の母音が連結(リンキング)し、ここでもフラッピングが起きて「タ」が「ダ」のような音になります。また、off/v/ の音なので、全体として「プリンタウダヴ」のように繋がります。

これらの音の変化が自然に起こることで、流れるようなネイティブの発音が生まれるのです。

応用編:似たような音の変化を持つ例文

この「t+y = ch」の音の変化は、他の場面でも頻繁に登場します。3つの例文で耳を慣らしましょう。

例文1: Can’t you see what I mean?

(キャンチュー シー ワライ ミーン?)

  • 解説: Can't you の部分が Can't-chu (キャンチュー) と音の融合を起こしています。また what Itフラッピングで「ワライ」のように聞こえます。

例文2: I’ll let you know the final decision.

(アイル レッチュー ノウ ザ ファイナル ディシジョン)

  • 解説: let you がつながって let-chu (レッチュー) と発音されます。このように、Don'tCan't だけでなく、一般動詞の後でも同じ現象が起こります。

例文3: Could you send me the file?

(クジュー センミー ザ ファイル?)

  • 解説: これは t ではなく d のパターンです。Could の最後の /d/ の音と you/j/ の音が融合し、/dʒ/ という「ヂャ行」の音になります。そのため「クッド ユー」ではなく「クジュー」と聞こえます。Would you も同様に「ウジュー」となります。

このように、音の変化にはルールがあります。ルールを知ってから何度も音声を聞き、自分でも口に出して練習することで、ネイティブの速い英語にも対応できるようになります。ぜひ、今日から意識してみてください!

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