英会話 ヒアリング練習

英語が聞こえるようになる シラブルとリンキング練習【サッカーマンチェスターシティ】

「こんにちは。元気?」 は 
「Hello, How are you」

こうした言葉をいくら英語で覚えても、それは枯れ木に水

英語って、言葉ですから会話をするためのものです。最近だと翻訳アプリなどもかなり精度がよくなったので、ともすると、英語を勉強する必要がない、なんて言葉も聞きますし、実際数年前には私自身そう思っていましたが、ベトナムハノイでの駐在3年を通して、英語の勉強ってますます実践の場で友達を作るために必要なのだと感じます。

仲良くなりたい人と、アプリで話すとタイムラグも発生しますし、すくなくとも観光地で楽しく話そうとするとアプリ使用は不利です。私があったカナダ人、オーストラリア人といった英語圏の方はもちろんですが、ウクライナ、ドイツ、フランス、デンマーク、オランダといった国から来た人も皆、英語で会話するのです。

こうした状況下で、そうした観光地で出会った友達になりたい人と話すことって、自分の趣味や興味のあること、もしくはその観光している方々がこれから行こうとしている観光地もしくはいった観光地の話なのです。

これはベトナムハノイの世界遺産観光のクルーズ船でおこなわれたディナーパーティのときに痛感したことです。

クルーズ船に乗るような人はみな、観光できている人ばかりで、とくにヨーロッパの方は、次はベトナムのダナンに行く、などという方もいて、わたしはたくさんダナンのことは知っているのですが、英語でうまく、その特徴や良いところをうまく話せなかったのです。

やっぱり旅先であった人から聞きたいのは、お役立ち情報などで、そんな情報をもらうとうれしいですし、また会いたいと思うものです。この経験をしたときに、「ダナンって海があってとてもきれいだよ。だけど、海の中はそれほど魚などはいなくてスキューバダイビングした人は、スキューバダイビングには向かないよ、などといっていた」などといったことを英語でいかに表現するのかということを意識しはじめました。

そうすると、こうした勉強ってすぐ使えるから結構頭に入ってくるし、英語のそうした勉強も不思議とテキストに載っているような文章を勉強するよりもずっと楽しいことがわかったのです。ということで、そうした経験の例として今回から、サッカーの強豪チームであるマンチェスターシティの会話を例に挙げていきます。

マンチェスターシティに関する英会話

まずは、一度英会話を聞いてみましょう。

「音声さん」にて作成

スクリプトは下記のとおりです。

A: Hey, did you catch Manchester City's game last night?
(ねえ、昨夜のマンチェスターシティの試合を見た?)

B: No, I missed it. How did they do?
(いや、見逃しちゃった。どうだった?)

A: They were incredible! Haaland scored a hat-trick.
(すごかったよ!ハーランドがハットトリックを決めたんだ。)

B: Wow, that's amazing! He's been on fire this season, hasn't he?
(わあ、すごい!今シーズン彼は絶好調だよね?)

A: Absolutely. I think City might win the treble again this year.
(その通り。シティは今年もトレブルを達成するかもしれないと思う。)

B: You really think so? The competition is pretty tough.
(本当にそう思う?競争はかなり激しいけど。)

A: True, but their squad depth is unmatched. They can rotate players without losing quality.
(確かに。でも彼らの選手層の厚さは比類ないものがある。質を落とさずに選手をローテーションできるんだ。)

B: I see your point. What about their Champions League prospects?
(なるほど。チャンピオンズリーグの見通しはどうかな?)

A: I'd say they're favorites, but you never know in knockout tournaments.
(彼らが優勝候補だと思うけど、トーナメント戦は何が起こるかわからないからね。)

B: Yeah, that's true. It'll be exciting to watch how the season unfolds.
(うん、そうだね。シーズンがどう展開するか楽しみだ。)

意味が分かったところでもう一度、音声を聞きましょう。

「音声さん」にて作成

発音ポイント解説

では今日のポイントです。発音ポイントは、ベトナム人のハノイ大学出身の優秀なスタッフもいっていたのですが、音のつながり、音の変化、が英会話、とくにネイティブの方との会話においては起こるということです。

ですから、ここでの発音ポイントの解説としては、そうした点に焦点をあてて解説します。今でも思い出しますが、旅先で出会った、オーストラリア人のおばあちゃんが、ステラおばさんのような感じだったのですが、おばあちゃんだから、ゆっくり話してくれるのだろうと高をくくって会話を開始したところ、わからない、わからない。。。

ゆっくりはなしているのだとはおもいますが、音が変化していたり、単語がつながっていたりするのでそもそもそうしたことに慣れていないと聞き取れないということを痛感したのが、このオーストラリア人のステラおばさんでの体験です。

あとからわかったのですが、カナダ人の方などは、特に日本人相手などの場合はそうしたことを気遣いながら話してくれるようで、わかりやすい英語を話してくれるのですが、オーストラリア人の英語というのは結構つながったり、変化したりしているようで、さらに若い方ではなかったので、私に気を遣うこともなく、普段通りはなされたので、なおさら私にとってはついていけなかったのだと思ってます。

ということで、こうしたことも意識しながら、下記のことも勉強すると良いと考えています。

1. シラブル(音節)について

  • Manchester: 3音節 (Man-ches-ter)
  • 最後の "ter" をはっきりと発音
  • incredible: 4音節 (in-cre-di-ble)
  • 各音節をはっきりと発音
  • competition: 4音節 (com-pe-ti-tion)
  • "ti" の音が "シ" ではなく "ティ" になるよう注意

2. リンキング(連結)について

  • catch Manchester: "ch" と "M" をスムーズにつなげる
  • How did they do?: "did" と "they" をつなげて "di-dthey" のように発音
  • been on fire: "been" と "on" をつなげて "bee-non" のように発音
  • win the treble: "the" の "th" 音を前の単語の最後の子音とつなげる

日本人学習者への注意点

  1. 音節の数を意識し、各音節をはっきりと発音する
  2. 単語と単語の間をなめらかにつなげる練習をする
  3. 英語特有の音(例:th音)を正確に発音する
  4. 強勢のある音節とそうでない音節の違いを意識する

これらのポイントを意識して練習することで、より自然で流暢な英語の発音に近づくことができます。

では最後にもう一度、音声を聞きましょう。

「音声さん」にて作成

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