英会話 聞き取れない

英語が聞き取れないあなたへ:シラブルをマスターして、聞こえ方を変える方法

「英語、聞き取れたらいいのに…」

そう思ったことはありませんか?海外旅行先で現地の人とコミュニケーションを取ったり、字幕なしで映画を楽しんだり。英語が聞き取れるようになれば、世界はもっと広がります。

しかし、40代以上の多くの方が、

「若い頃だったら、もっと聞き取れたかも…」
「英語の音が速すぎて、ついていけない…」

そう感じているのではないでしょうか?

年齢を重ねるとともに、聴覚機能が衰え、高い音が聞き取りにくくなるのは事実です。さらに、日本語と英語では、音の構成やリズムが大きく異なるため、英語を聞き慣れていない耳には、まるで「早口言葉」のように聞こえてしまうのも無理はありません。

しかし、諦めないでください!

英語の「リズム」と「音の単位」を理解すれば、40代からでも、英語は聞き取れるようになります。その鍵となるのが「シラブル」です。

この記事では、シラブルをマスターすることで、英語が劇的に聞き取りやすくなる仕組みと、その具体的なトレーニング方法を、40代以上の方向けに分かりやすく解説していきます。

1. 英語の「壁」を突破する「シラブル」の魔法

1.1. 聞き取れない原因は「音の捉え方」にあった!

私たちが日本語を聞き取れるのは、一つ一つの単語を、意味を持つ最小単位として認識しているからです。

例えば、「今日はいい天気ですね」という文を聞いたとき、私たちは「今日/は/いい/天気/です/ね」と、単語ごとに音を区切って理解しています。

しかし、英語の場合、単語単独で発音されることは少なく、前後の音とつながって発音されます。そのため、日本語と同じように単語ごとに音を区切ろうとすると、「音が詰まって聞こえる」「どこで音が切れているのかわからない」といった現象が起こってしまうのです。

「英語は音がつながって聞こえるから難しい」

そう感じるのは、まさにこのためです。

1.2. 「シラブル」:英語のリズムを司る「音の単位」

では、どうすれば英語の音のつながりを理解し、スムーズに聞き取れるようになるのでしょうか?

その答えが、「シラブル」を意識することです。

シラブルとは、日本語で言う「音節」のこと。英語では、母音を中心とした「音の塊」を形成し、このシラブルが組み合わさることで単語が作られます。

例えば、「student」という単語は、「stu-dent」という2つのシラブルで構成されています。

英語は、このシラブルを基本単位としてリズムが刻まれています。つまり、シラブルを意識することで、英語独特のリズムを掴み、音のつながりを自然と理解できるようになるのです。

2. シラブルで変わる!英語の「聞こえ方」

シラブルを意識すると、具体的にどのように英語の「聞こえ方」が変わるのでしょうか?

具体的な例を見ていきましょう。

例えば、「I bought a book」という簡単な文章を例に考えてみます。

単語ごとにカタカナで書き出すと、「アイ ボウト ア ブック」となります。

しかし、実際にネイティブスピーカーがこの文章を発音すると、「アイボウトァブック」のように聞こえます。

単語の音がつながって聞こえるため、「どこで単語が区切られているのかわからない」「早口で聞き取れない」と感じてしまうのです。

しかし、シラブルで区切ってみると、「I / bought / a / book」となり、「アイ / ボゥト / ア / ブック」と、音がクリアになります。

このように、シラブルを意識することで、今まで「早口言葉」のように聞こえていた英語が、はっきりと聞き取れる「音の塊」として認識できるようになるのです。

3. 40代から始める!「シラブル習得」のためのトレーニング法

「シラブルを意識すればいいことはわかったけど、具体的にどうすればいいの?」

そう思われた方もいるかもしれません。

そこで、ここからは、40代からでも無理なく始められる、効果的なシラブル習得のためのトレーニング方法を3つご紹介します。

3.1. 発音記号と仲良くなろう!「英語の音」の基礎力アップ

シラブルをマスターするには、まず、英語の基本的な音のルールである「発音記号」を学ぶことが重要です。

「発音記号なんて、学生時代にやったきり…」

そう思う方もいるかもしれません。しかし、発音記号を学ぶことは、英語の音を理解する上で、非常に効果的です。

例えば、「a」という文字一つとっても、「apple」と「car」では発音が異なります。

発音記号を学ぶことで、それぞれの単語が持つ、本来の発音を正確に理解することができます。

最近では、発音記号を分かりやすく解説した書籍やウェブサイト、アプリなども多数ありますので、ご自身に合った方法で、まずは基本的な発音記号をマスターしてみましょう。

3.2. 「聞く」と「話す」を同時に行う!「シャドーイング」のススメ

「シャドーイング」とは、英語の音声を聞きながら、聞こえてくる音を少し遅らせて、影のように追いかけるように発音するトレーニング方法です。

「そんなことできるかな…」

最初は難しいと感じるかもしれません。しかし、シャドーイングは、シラブルを体で覚えるための、非常に効果的なトレーニングです。

なぜなら、シャドーイングでは、ただ英語を「聞く」だけでなく、「話す」という行為も同時に行うため、英語のリズム、イントネーション、発音などを、総合的に学ぶことができるからです。

始めは、簡単な英語の音声教材を選び、ゆっくりとしたペースで行ってみましょう。慣れてきたら、徐々にスピードを上げていくと、効果的です。

3.3. 英語の「音」を「文字」で捉える!「ディクテーション」に挑戦!

「ディクテーション」とは、英語の音声を聞き、それを書き取るトレーニング方法です。

「書く」という作業を通して、英語の音声をより意識的に聞き取ることができるため、リスニング力向上に効果的です。

最初は、短い文章や、簡単な英語の音声教材を選び、ディクテーションに挑戦してみましょう。

書き取れない単語があったとしても、気にせず最後までやり遂げることが大切です。

繰り返し行うことで、徐々に聞き取れる単語が増えていきます。

4. 「聞こえる」喜びをあなたに!

英語学習において、「リスニング」は、非常に重要なスキルの一つです。

そして、シラブルをマスターすることは、英語のリスニング力を向上させるための、まさに「近道」と言えます。

40代からでも遅くはありません。

今日から、シラブルを意識したトレーニングを始め、英語の「聞こえる」喜びを、ぜひ実感してください!最後にいい感じの動画があったので紹介しておきます。

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